SPECIAL PAINTING
神奈川県湯河原町の別荘ガレージにて、カウンター天板と什器背板の特殊塗装を施工しました。木部の吸い込みや灰汁の出方を確認しながら下地を整え、モルタル調の落ち着いた質感と艶消しトップコートで、ガレージ空間に合う重厚な仕上がりを目指した施工事例です。
今回の確認ポイント
今回の工事では、別荘ガレージの雰囲気に合う什器の質感づくりが大きなポイントでした。対象は木製のカウンター天板と什器背板で、木部は塗料を吸い込みやすく、下地処理が不十分だと仕上げ後に色ムラや灰汁の影響が出ることがあります。そこで、仕上げの色だけを決めるのではなく、木部の状態、空間の明るさ、艶の見え方まで確認しながら施工方法を組み立てました。
なぜこの施工なのかというと、別荘ガレージのように空間全体の雰囲気を大切にする場所では、ただ色を塗るだけでは浮いて見えることがあるからです。木の素材感をそのまま生かすより、今回はモルタル調の落ち着いた表情に整えることで、車や照明、内装との相性がよく、空間に自然になじむ什器を目指しました。
施工前・調査


施工前は、カウンター天板と什器背板の木部の状態を確認しました。木部は部材ごとに吸い込み方が変わるため、そのまま仕上げ材を重ねると、部分的に濃淡が出たり、艶の見え方に差が出たりします。別荘ガレージの什器は空間の印象に直結するため、仕上げ後に違和感が出ないよう、まず下地の吸い込みと表面の状態を見るところから進めました。
施工工程




まず、木部への塗料の吸い込みを抑え、後から灰汁が出にくいように下塗りを入れました。特殊塗装は仕上げ材だけで雰囲気を作るものではなく、下地の影響をどれだけ整えられるかで完成後の見え方が変わります。乾燥時間を確保しながら、塗膜の状態を確認し、次の工程に進める状態を見極めました。
下塗り後は、モルタル調の質感に近づけるために塗り重ねを進めました。カウンター天板は手で触れる場所でもあるため、表情を出しながらもザラつきすぎないように調整しています。什器背板は広い面でムラが目立ちやすいため、艶ムラや塗りムラが出ないよう、全体のバランスを見ながら仕上げに向けて整えました。
施工後


十分な乾燥時間を取ったうえで、プライマーと艶消しトップコートを重ねて仕上げました。艶を抑えることで反射が強く出すぎず、モルタルのような落ち着いた質感と重厚感が加わっています。木製のカウンター天板と什器背板に上質な表情が生まれ、別荘ガレージの雰囲気に自然になじむ仕上がりになりました。
tanapenの見立て
什器やカウンターは、壁や床と同じくらい空間の印象を左右します。特に別荘やガレージのように雰囲気を大切にする場所では、色だけでなく、艶、手触り、光の反射まで考えると仕上がりの完成度が変わります。今回は木部の吸い込みと灰汁の影響を見ながら、下地から段階的に整えたことで、落ち着いた質感に仕上げやすくなりました。
特殊塗装は、派手に見せるためだけの塗装ではありません。空間に合う素材感をつくるための選択肢でもあります。既製品では出しにくい質感や、建物の雰囲気に合わせた表情を求める場合は、下地確認から仕上げ方まで一緒に考えることで、より自然な仕上がりに近づけられます。
tanapenのコメント
今回は、別荘ガレージの雰囲気に合わせて、木部をそのまま見せるのではなく、落ち着いたモルタル調の質感に整えました。こういう仕上げは「何色にしますか」だけでは決めにくいので、空間の雰囲気や照明の当たり方を見ながら、艶をどこまで抑えるかも含めて考えています。
田中としては、カウンターや什器は毎日目に入る場所だからこそ、強く主張しすぎず、でもちゃんと質感が伝わる仕上げがいいと思っています。特殊塗装や艶消し仕上げも、まず見てみましょうという感じでご相談いただければ、建物や使い方に合わせて無理のない形をご提案します。
記事概要
| 施工場所 | 神奈川県湯河原町 |
|---|---|
| 施工内容 | 別荘ガレージ内什器塗装・カウンター天板特殊塗装 |
| 施工箇所 | カウンター天板・什器背板 |
| 仕上げ | モルタル調特殊塗装・艶消しトップコート仕上げ |
| 関連工事 | 什器塗装・カウンター塗装・モルタル調塗装・特殊塗装・別荘リフォーム |
| 対応エリア | 湯河原町・横浜市港北区・都筑区・青葉区ほか |






