INTERIOR PAINTING
東京都葛飾区の事務所にて、1F・2Fの天井塗装を施工しました。1Fは鉄骨やスラブデッキの錆・旧塗膜の状態を確認したうえで、ブラックを基調に艶の違いで表情をつけ、2Fは明るい色合いで開放感が出るように仕上げた施工事例です。
今回の確認ポイント
今回の工事では、同じ事務所内でも1Fと2Fで天井の状態や仕上げの方向性が異なりました。1Fは鉄骨部分に既存の赤い錆止めが残っている一方で、撤去後の箇所や一部に錆が見られたため、仕上げ色を決める前に下地の状態を確認しています。2Fは明るい印象に整える計画だったため、吹き付け塗装と手作業を組み合わせ、広い面と細部の仕上がりに差が出ないよう進めました。
天井塗装は、色を変えるだけで空間の印象が大きく変わります。ただし、鉄骨やスラブデッキに錆や汚れが残ったまま塗ると、仕上がりのムラや早い劣化につながることがあります。今回は見た目のデザインだけでなく、下地処理、錆止め、艶の調整まで含めて、事務所の使われ方に合う仕上げを考えました。
施工前・調査

1Fフロアでは、鉄骨に赤い錆止めが残っている箇所と、撤去や経年によって錆が出ている箇所が混在していました。このまま黒で仕上げると一時的には引き締まって見えますが、下地の錆を残すと塗膜の内側から傷みが戻りやすくなります。そこで、まず鉄骨とスラブデッキの状態を確認し、必要な部分に錆止めを入れてから仕上げに進む判断をしました。
施工工程
1Fは鉄骨まわりを養生し、先に錆止めと下地処理を進めました。なぜこの工程を入れるのかというと、黒い仕上げは空間を引き締める一方で、下地の粗さや錆の戻りが目立ちやすい色でもあるからです。下地を整えたうえで塗装することで、見た目の統一感だけでなく、鉄部の保護にもつながります。
スラブデッキは半艶ブラック、鉄骨部分は艶消しブラックで仕上げました。同じ黒でも艶を変えると、光の拾い方が変わり、空間に自然な奥行きが出ます。撮影や照明の反射も考える必要があったため、強く光りすぎない半艶と、落ち着いて見える艶消しを使い分けました。
2Fは1Fとは異なり、明るい色合いで仕上げています。広い面はエアレスによる吹き付け塗装で均一に進め、吹き付けだけでは塗料が入りにくい細部は手作業で塗り込みました。広さのある事務所天井では、効率だけでなく、梁まわりや端部の塗り残しを防ぐことが仕上がりの印象を左右します。
施工後



1Fはブラックを基調にしながら、スラブデッキと鉄骨で艶を変えたことで、重くなりすぎず落ち着いた印象に仕上がりました。2Fは明るい色合いにすることで、同じ建物内でも軽さと開放感のある空間になっています。最後に細部の塗り残しや反射の見え方を確認し、2フロアそれぞれの用途に合う天井塗装として整えました。
tanapenの見立て
事務所や店舗の天井塗装では、色選びと同じくらい下地確認が大切です。特に鉄骨やスラブデッキが見える天井は、錆止めの状態、旧塗膜の密着、汚れの残り方によって塗装後の持ちが変わります。今回は1Fで錆が見られたため、デザイン性だけで進めず、鉄部を保護する工程を入れてから仕上げました。
また、黒は一色で塗ると重く見えやすく、艶が強すぎると照明や撮影時の反射が気になることがあります。今回は半艶と艶消しを使い分けることで、空間の雰囲気を崩さず、天井に自然なコントラストを出しました。建物の状態と空間の使われ方を見ながら仕上げを選ぶと、塗装後の印象がぐっと整います。
tanapenのコメント
天井塗装は、塗ってしまえば同じに見えると思われがちですが、実際は下地の見方や艶の選び方で仕上がりがかなり変わります。今回は1Fと2Fで雰囲気を分ける工事だったので、「ここは落ち着かせたいですね」「ここは明るく見せたいですね」と、空間ごとに合う仕上げを考えながら進めました。
田中としては、色だけを決めて終わりではなく、錆が出ているなら先に止める、反射が気になるなら艶を調整する、といった小さな判断を大事にしています。事務所や店舗の塗装では、見た目と使いやすさの両方を見ながら、無理のない形でご提案します。
記事概要
| 施工場所 | 東京都葛飾区 |
|---|---|
| 施工内容 | 事務所天井塗装・鉄骨錆止め・スラブデッキ塗装 |
| 施工箇所 | 事務所 1F・2F 天井 |
| 仕上げ | 1F:半艶ブラック・艶消しブラック/2F:明るい色合い・半艶仕上げ |
| 対応エリア | 葛飾区・横浜市港北区・都筑区・青葉区ほか |
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